Windows Server2012R2の記憶域プールと Symantec SystemRecovery 2013のまとめ
Windows Server 2012R2を導入するためにいろいろ実験しています。
2012の新機能?である記憶域プールと記憶域階層について試行錯誤した結果を記録しておきます。
- 記憶域プールでRAIDディスクはまともに利用できない。
RAIDを導入できない安価なシステムで有効的にHDDを利用しようというコンセプト?
DellのRAIDカード(Perc)はRAIDをオフに出来ないので事実上利用不可
前回の記事のようにHBAにするしかないでしょう。
なにかいろいろDELLも動いているようですが現状では不可
- SSDとHDDを用意すれば記憶域階層を利用できる
すこし試した感じでは非常によい性能でした。
ただし、HDD故障に備えるにはSSD2台+HDD2台必要かな?(試してない)
- 記憶域プールを利用するとSymentec SystemRecovery2013からディスクが見えない
いろいろ構成を変えてみましたがディスクが見えません。バックアップできない。
他のシステムでは試していないので未対応なのか固有の問題なのかは不明
純正のWindowsBackupは過去に止まったことがあるので信用してないのです。
記憶域階層+バックアップが使えないのは致命的
- 重複除去設定はどのボリュームでも利用できる
通常のボリュームでも、記憶域プールに作ったボリュームでも重複除去(重複排除)機能が利用できます。
1T以上のデータを試しに入れてみましたがかなり優秀な機能です。
ドライブの圧縮も同時に利用できるようです。こちらはあまり効果が見えなかった。
結論として、重複除去機能はすぐにでも利用できるが記憶域プールは実運用にはまだ厳しい感じです。バックアップが確実に取れれば何とか利用できそうです。
RAIDとの相互運用でエンタープライズレベルでも利用できるようなることを期待しておきます。