VMware Consolidated Backup (VCB) で仮想マシンをバックアップする その3

前回で修正をしたVCB+BackupExecによる仮想マシンバックアップですが
いまのところ致命的な停止をすることなく稼働しています。


ただ、10%程度の確率でバックアップを失敗します。
具体的には、仮想マシンのスナップショットをとれない場合があるようです。
仮想マシンの負荷が高かったのか、I/O要求の途中で調停できなかったのか
原因は不明ですが、DBサーバ等のI/O負荷の高い仮想マシンで起こりやすいみたいです。
いまのところ2日連続で同一仮想マシンが失敗することは稀ですので容認しています。


同時にWindowsServer2008R2の検証をおこなっているのですが、BackupExecの
エージェントはまだ対応していないようです。
さらに、NTバックアップ形式が未対応になっているのは周知の事実化と思いますが
R2では、マイクロソフト提供のリストアプログラムがインストール出来ませんでした。
詳細は忘れてしまいましたが、「ディスク管理」かなにかの機能を追加しろと言われるのですが、
名称が変わってしまったのか、どれを選んでいいのかわかりません。


NTバックアップも使えない、BackupExecも対応していないと言うことで
WindowsServer2003から2008R2へのデータ移動は非常に面倒なことになりました。
セキュリティ権限がユーザ毎に付与されているため一般のツールは使えません。
最終手段として、2003からiSCSIディスクに書き込み、2008R2で再マウントしたうえで
2008R2の標準バックアップを利用してローカルディスクに移動するという面倒な手段を
とりました。
きっともっとよいツールやコマンドがあるのでしょうが試行錯誤するのが面倒でした。


あまりオススメできる方法ではないですがiSCSIの便利さを実感できます。
また、2008R2のiSCSIイニシエーターも良くできてますね。