openfilerのiSCSIパフォーマンステスト

openfiler導入に重要なパフォーマンステストを行いました。


VMware Infrastructure ESX3.5で接続した上で仮想マシンを1つだけ作成
してCrystalDiskMark2.2を走らせてみました。


openfilerサーバ:Poweredge2900
Xeon5310x2 メモリ:16G HDD:RAID10 (SATA 1TBx4)
Network: 1Gbps x2 をBond(802.3ad)として利用


100Mでのテストでは、RAIDカードに搭載されている256Mのキャッシュに
データがすべて格納されていると思われるのでHDDの性能ではありません。
openfilerとネットワークの性能上限テストと言えます。


500Mのテストでは、HDDの性能が現れているのではないでしょうか?
書き込み性能がよすぎるのはopenfilerのキャッシュ機能が働いているのかも
しれません。


複数マシンで負荷をかければもっと数値は落ちますが単体でこの性能がでれば
十分です。
今までは、SAS74Gを4台でRAID5を組んでいたのですがシーケンシャルリードが
40M台でライトが80M台と不思議な数値だったのですがHDDの問題だったようです。
大容量HDDになるとRAID5とか6は、デメリットが大きすぎて不利なのでRAID10構成です。
ちなみに、1Tを4台でRAID5を組むと3T近い容量がとれますが、ESX3.5では2Tまでの
LUNしか認識しませんので全部割り当てるとはまります。3日くらい気づきませんでした。


検証用なのでサーバ性能がオーバースペックなのですがopenfilerのステータスを
みるとやはりCPU負荷はほぼ0です。メモリも500M以下しか使っていません。
本番機では、シングルCPU、メモリは4Gもあれば十分でしょう。
ネットワークに関しては、eth3とeth4でbond0を構成しているのですが、
転送量を見ると受信と送信でインターフェイスを分けて利用しているようです。
bond0 Recv:11.00 GB Sent:16.01 GB
eth3  Recv: 3.42 MB Sent:16.01 GB
eth4  Recv:11.00 GB Sent:46.24 KB


次は、マルチパス構成における耐障害性のテストをしないとですね。