ESXi 5.0にアップグレード

ネットワーク構成を変えるついでにESXi5.0にアップグレードすることにしました。


いろいろ調べてみた結果の箇条書き(実行する際は正式な手順を必ず見てくださいね)


まず既存のvCenter Server4 を vCenter Server5にアップグレードします。
vCenterを仮想化している場合、vCenter経由のコンソールから仮想CD機能を使ってアップデートすると失敗します!(当たり前)


新製品のvCenter Server Appliance(vCSA)は、OSとしてWindowsが不要のvCenter仮想化アプライアンスで、触ってみたところ確かに便利そうですが既存環境からの移行方法が無いようなので今回はパスしました。
新規でEssential程度の利用であれば、こちらがベターですね。
(ベストではないのはメモリを8Gも使うから・・・)


次にUpdate ManagerをvCenter Server5と同じサーバにインストール。


UpdateManagerのインターフェイスに戸惑いましたが(マニュアルを見ろ)、なんとか自力で理解してESX5のDell Customized(Dellからダウンロードできる)を取り込んでアップグレード。便利なツールですね。
ちなみに、ESXはオリジナル版かDELL版かの議論に対しDELL版の方がいいよという意見が本家フォーラムでは多いみたいです。


ちなみに、ESX4がDell Customizedだったのでそのままいけるかと思いましたが、OEMドライバが入っているため互換性が無いとの警告。そのまま続行。


新規に導入した10Gネットワークカード(Qlogic QLE8152)がESX4では認識したのにESX5では認識しない。
アダプタが無いため、iSCSIの接続がタイムアウトするのを待っているのか起動にものすごい時間がかかってしまう副作用が・・・。
互換性の問題かと思い、クリーンインストールしてみるがまったく同様。
調べた結果、datastoreにドライバをコピーして下記のようなコマンドをSSH経由で入力してインストール。(UpdateManagerでは操作方法がわからなかった。)
#esxcli software vib install -v /path/to/datastore/net-qlge-1.0.0.47-1vmw.500.0.0.406165.x86_64.vib


2台目はUpdateManagerで再度チャレンジ中


すべてのESX完了後は仮想マシンとツールのバージョンアップ、VMFSのバージョンアップで完了です。