OpenManage 6.1.0

DELLのサーバ管理ソフトであるOpenManageですが、
現在の最新バージョンは6.1.0-A00となっています。
英語圏ではよくOMSA(OpenManage Server Administrator)と記述されます。
DELLダウンロードサイトでは「Dell Systems Management Tools and Documentation」と表記されています。


何ができるのかというと

  • ファームウェアの一括適用
  • サポートOSのインストール補助
  • サポートOSにインストールして状態表示、RAID操作等
  • その他もろもろ?


中でもファームの一括適用が非常に便利です。
もちろん状態表示、RAID操作も便利すぎます。
マシン構成を考えて、WEBでどれが最新かを1つずつチェックしなくても
よいので必要なアップデートがでたら他のもついでにアップデートのような
感覚です。


最新ファイルはWEBから直接ダウンロードではなくDell Server Updatesと
いうDVDを利用します。(NFSとかUSBとかも使えます。)
現在の最新バージョンは6.1.1となっており、いろいろなファームが収録されて
おり、DELLから無償でISOイメージをダウンロードできます。


で、なぜこんな記事を書いているのかというと。
最新バージョン6.1になって、使い方が難しいのです・・・
以前は、ファーム適用は単体で動いていたのですが最新バージョンでは
OSインストールを含めたプロセスの1つとなってしまい、どこを押したら
実行されるのかさっぱりでした。
変に日本語訳されているのもあるのでしょうが、ぜんぜん直感的ではありません。
あとBIOS 2.6.1へのアップデートがうまくいかないマシンが数台あります。
これは他の問題かもしれませんがいろいろ困ったものです。


とはいえ、すべて無償で提供されているOpenManageは非常に便利なツールです。
リモートコンソールのDRACと組み合わせればいうことなしです。
他社でも同じようなツールを提供していたり、標準装備だったりするので特別
DELLがよいというわけではないですが手放せないですね。
ちなみに、PoweredgeSCシリーズはこれらのツールが提供されません。
その分お安いということですね。