openfilerとXenServer

VMwareのマルチパス障害テストをしようと思っていたのですが、
マルチパスのうち1つが破損パスとなってしまい復旧できませんでした。
VMwareを再起動すればなおるかもしれませんが止めるわけにもいかないので後回しです。
せめてもう1台検証用サーバがあればいいのですが・・・


そこでXenServer5.5とOpenfilerの相性についての感想を。
接続自体は特に問題がないようなのですが、XenServerで接続をすると
openfilerのVolumeGroupにXenServerのVGが追加されてしまいます。
XenServerもopenfilerもファイル形式としてLVMを利用するため
openfilerでiSCSIの中身を認識しているのでしょうが、消すこともできず
非常に面倒です。


実は、LVMに関しては深く理解しておらずトラウマしかないので嫌いなのですが
やはり今回もトラブルが起こりました。
稼働中のopenfilerのHDD構成を組み替えるために、/dev/sdbを一度削除して
他のHDDを接続して/dev/sdbを再構成しました。
XenServerは/dev/sdcに接続していましたので干渉はしないとおもったのですが
再起動すると接続はするが読み込みできない状態に。
XenServer上から、再設定をしようとするとLUNが認識しない・・・。
コマンドラインからLVMの操作をおこなえば復旧できたのかもしれませんが
想定された事態だったので結局削除してしまいました。


また、マルチパスの設定も実現できていません。
GUIでは設定できないようで、コマンドラインからの設定になるようなのですが
このあたりを含めやはりVMwareはよくできています。
あれだけの価格差があるのですから当然と言えば、当然ですが・・・。


あとは、XenServerはバックアップ機能が実用レベルではありません。
XenServer5.5にはバックアップ用のAPIを実装したということですが
実際に利用できるソリューションはないようですし、手動でバックアップを
とるか、スクリプトを組んでバックアップを取るしかありません。

http://community.citrix.com/display/xs/0+downtime+snapshot+based+XENServer+5.5+backup+script.

本家ではこういうスクリプトを書いている人もいるようです。


では、なぜXenServerを利用するのかというと・・・
Fedora5とか、TurboLinuxとか古いサーバはVMwareじゃ動かないのです・・・
ちなみにOpteronサーバにXenServerを入れても動きませんでしたよ・・・